皆さんこんにちわ。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。
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勇気ある決断の難しさと大切さ
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三菱自動車で燃費データの改ざんが大きな社会問題になっています。
我が家にも中古車で買った三菱ekワゴンがあります。
いわゆる遠乗りはしないセカンドカーですが、10年以上大きな故障もなくキビキビとよく走ってくれ重宝しています。
私はメーカー発表の燃費値など実態とは全然違うのであまり信用していませんし、メーカー発表の燃費値だけで車選びをする人など実際はほとんどいないのではないかと思います。
ただ今回はエコカー減税の対象だったことが行政としては見逃せない分、大きな騒ぎになっています。
過去にリコール隠しなど多くの問題があっただけに今後三菱自動車が汚名を返上して信頼を取り戻す道は大変険しいと思いますが、一ユーザーとしてはなんとか奮起を期待したいと思っています。
この問題に関して背景を勝手に推察してみました。
会社というものは大きくなればなるほど縦割り組織のセクショナリズムが強くなります。
研究開発部門、製造部門、品質管理部門、営業部門とそれぞれの立場でのせめぎ合いは外から見ていたのでは決して解らない醜いものがあります。
それぞれの部門には譲れない仕事のクオリティーとプライドがあるのは理解できます。
しかし販売日程だけは絶対的な「金科玉条」です。
販売日程を守るためには前工程の遅れは必ずどこかにしわ寄せが来ます。
国に提出する燃費性能は非常に複雑多岐に渡り、データを揃える作業は大変時間がかかるそうです。
国交省も僅かばかりの減税のためにメーカーにとんでもなく酷い要求を出していることがわかりました。
日本は報道の自由度が韓国や香港以下という危機的な状況らしいですが、マスコミはメーカーの不正不正と騒いでばかりいないで、わけの分からない国交省の規制実態にも触れるべきだと思うくらいです。
ということで三菱の検査部門はどうしても納期に間に合わない部分を別データで置き換えざるを得なかったというのが真相らしいです。
その意味では必ずしも悪意を持った不正とは言い切れません。
おそらくしわ寄せを一番弱い部門が食らった形なんだろうなと私は推測します。
本来どの部門でもそれぞれの役割があって立場は平等なはずです。
しかしそうはならないのが世の中です。
大体は売り上げを上げる営業部門の発言力が異常に強かったりすることが多いですよね。
どのような組織でもそれぞれの役割分担の中でしっかり仕事をこなすのは当然です。
しかし時として組織全体が損害を被るかもしれない課題を自分が抱えてしまうことになるかもしれません。
そういう時の誤った判断が結果的に自分のみならず組織全体を窮地に追いやることになるのです。
勇気をもった決断はとても難しいことであると同時に大切さも教訓として教えてくれているのではないでしょうか。
でも「自分がそうい立場になったらどうすりゃいいの?」ですか。
上司に判断させて自分は判断しない。
日本企業ではとりあえずこれが一番じゃないですかね。
では、また。☆彡
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