皆さんこんにちは。

富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
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先づ身を起こせ
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最近スポーツ界のスキャンダルが絶ちませんが、今度は日本相撲協会と貴乃花親方が揉めています。

テレビを見ていても双方の主張のどこがどう違うのか問題の本質がよくわかりません。

解説者も核心部分になると急に口が重くなるのがわかります。

この手の問題は、1.人事権を持つ影のドン 2.既得権益を食い物にする保守勢力 3.時代遅れの封建制度 の3タイプに分かれますが、相撲はどのパターンなんでしょうね。

今後、貴乃花はお兄ちゃんと同様に組織から離れて独立独歩の道を歩むことになるのでしょうが、私は大変好きな力士でしたので大いに活躍を期待したいと思います。

 

独立と言えば、私がサラリーマンに区切りをつけ独立開業するときに背中を押してくれた言葉を思い出しました。

たまたま訪れた長野県の馬籠宿の展望台にあった島崎藤村の碑にこんな言葉が刻まれていました。

「心を起さうと思はゞ先づ身を起こせ ニーチェ」

私たちは自分の夢や希望を叶えるためには、まず心構えが大事だと思っています。

思った通りにならないのは考え方や心の持ち方が悪いからだと思ってしまいます。

しかし、心の中であれこれ思案したところで今の状況は何も変わるわけではありません。

自分の思いを実現するためには「先づ身を起こす」つまり“まず行動しなさい”ということです。

身を起こしてはじめて心がついてくるということでしょう。

言葉はドイツの哲学者ニーチェのものですが、おそらく島崎藤村が感銘を受けた言葉だったのではないでしょうか。

「子供の成績が悪いからなんとかしないと・・」と気持ちの中で思案したり、どこの塾がいいのだろうか?とあれこれネットで検索しても、噂をママ友に探っても状況は変わりません。

それは身を起こしているのではありません。

この場合、“身を起こす”とは、直観でも噂でもいいですから「ここが良いかも」と思った塾にとりあえず電話だけでもしてみるとか、体験授業を受けさせるとかということになります。

そうして先づ身を起こしてみれば、必ず次が見えてくるはずです。

 

貴乃花の話に戻りますが、主張の是非はともかく、私は貴乃花は先ず行動することが他の人との違いではないかと思って見ています。

ほとんどの人は貴乃花に共感できる部分があっても、あれこれ思案するだけで結局は行動に移せず「寄らば大樹、長い物には巻かれろ」的発想に落ち着いてしまうのです。

そういう選択が悪いとは言いませんが、戦国武将や幕末の志士を見るまでもなく、本当に世を切り開く人とはまず身を起こした人ではないでしょうか。

スポーツ界のドタバタ劇を見ながら改めて藤村の碑を訪ねてみたくなった塾長なのでありました。

では、また。☆彡

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10月22日(月)

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