皆さんこんにちは。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。
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ボランティアも労働も社会貢献
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盆明けで世の中大したネタがありませんが、毎年この時期になると話題になるのが「24時間テレビ」です。
私は「茗溪進学会も24時間テレビを応援してます!」みたいなCMがテレビで流れたらちょっとは印象アップになるかな?というスケベ心でスポンサー料はいくらか聞くだけ聞いてみました。
テレビ局もスポンサーの広告収入があってはじめて経営が成り立つのですが、番組の性格上なのか、テレビとラジオ5回のスポットコースでも新聞チラシを一回折り込むよりは安い金額でした。
もう何十年も続いているチャリティー番組ですが、最近は出演タレントのギャラが高額だという裏事情が反感を呼んで募金額が減ってきていいるそうです。
チャリティーとは違いますが災害ボランティアについても偽善行為だのなんだのとつまらない議論があるようです。
先日、2歳の子供を山で救出した78歳のボランティアが脚光を浴びたことて、改めてこの手のことに対する意識の在り方が問われているのかもしれません。
去年も書いた話ですが兼好法師の徒然草に、こんな話があります。
「狂人の真似をして大通りを走れば、それは狂人であり、悪人の真似をして人を殺せば、その人は悪人である。偽りでも聖人の真似をして善事をなせば、その人は聖人である」
つまり動機がどうあれ、善を成せばそれは善なのだと法師は言っているわけで、私もそう思います。
人助けが趣味という現代の弘法大使みたいなオジサンもいれば、人に良い人だと思われたいだけとか、売名、広告宣伝目的が本音の人もいるでしょう。
それをひとくくりに「ボランティア=無償の慈善行為」として扱うから話がオカシくなるのです。
そもそもボランティア(volunteer)というのは強制徴兵に対する“志願兵”が語源であり、決して無償の慈善行為ではないのです。
人間一人一人が自分の役割を果たして機能するのが社会であり、役割に応じてお金という形で貰った報酬を循環させるのが社会です。
もし、無償奉仕が善で、有償労働を善としない考えは社会の経済活動を否定することになってしまいます。
つまり、労働であれ慈善事業であれ、一人一人が自分の役割を全うすることで社会貢献することは等しく尊い姿です。
職業として働くタレントのギャラをひがんだり、災害ボランティアを偽善者呼ばわりするのは社会貢献の意識が低い証拠であり、結果的に貢献度の低い人には社会から循環してくる報酬も低いでしょうね。
私たちが一生懸命勉強する努力は、将来お金儲けをするためのものと考えずに、貢献度を高めるための努力と思えばいいのではないでしょうか。
その努力は高い報酬や豊かな心を得ることができるわけだと一人で納得している塾長でありました。
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