皆さんこんにちは。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
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バルセロナ金の秘話
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コロナ禍の中、今日からオリンピックの聖火リレーが始まりました。
アスリートの活躍を見たい反面、感染の拡大懸念を考えると複雑です。
こんな時代でなければさぞかし日本中が大きく盛り上がったことでしょう。
オリンピックと言えば、バルセロナ五輪で金メダルを獲得した“平成の三四郎”こと古賀稔彦氏が若干53歳の若さで亡くなったというニュースがありました。
さすがに私はショックでした。
実は13年ほど前になりますが、私が某業界団体の責任者をしていた時に、基調講演の講師に古賀氏を招いて勉強会を開催したことがあります。
控室で挨拶しましたが、筋骨隆々の分厚い胸板と肩幅に驚かされ、世界一の武道家のオーラに圧倒されました。
古賀氏は金メダルを取ったバルセロナオリンピックの時のエピソードを交えながら熱く語ってくれた夢の実現の秘訣を今でもはっきりと覚えています。
バルセロナの決勝の時、足の怪我は本当にひどく、とても歩けるような状態ではなかったそうです。
しかし今までやって来た自分を信じ、応援してくれる人たちのために死んでも良いと心に決めて試合に臨んだ時、不思議と足の痛みは全く感じなかったそうです。
冒頭の写真の色紙は、その時に古賀氏から頂いた揮毫で、私の部屋に今でも飾ってあるものを今日スマホで撮りました。
文字は「確手不抜」とあります。
意味は「手を抜かず、確実にやる」という意味です。
ありきたりな言葉のようですが、これこそが古賀氏を金メダルに導いた信条だったのです。
私たちは勉強も仕事もついつい楽をしようと怠慢つまり手抜きをしてしまうものです。
しかし、この「手抜き」こそ成功を遠ざけ、夢の実現から挫折してしまう大元なのです。
古賀氏は講演会でいつも自分がやっている練習前の気合の入れ方なんかも教えてくれました。
練習前のルーティーンも基本練習も、決して手抜きせず、自分はもちろん、弟子たちにも毎日欠かさず続けることの大切さを説いているそうです。
有名人のサイン色紙は他にもありますが、この色紙だけは私にとって特別な宝物です。
亡くなっても惜しまれ末永く語り継がれるような人が信条とした「確手不抜」を心に刻んでおきたいと思います。
聖火にそんな懐かしい思い出が重なってしまう塾長でありました。
では、また。☆彡
◇◇◇茗溪進学会ニュース◇◇◇
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