皆さんこんにちは。

富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
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スペイン人の贈り物
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8ff14_929_spnldpc-20170410-0080-0-cm先週、スペイン国王フェリペ6世が来日されていました。

国王の来日では天皇皇后両陛下自身が国王をエスコートするなど両国の厚い親交があります。

その理由は今から約400年前の1609年9月にスペイン船が難破し、千葉県に漂着する事故が背景にあるそうです。

その時に当時の安房国の岩和田村民が救助にあたり317名もの命が救われたそうです。

乗客56名が亡くなる大事故だったそうですが、村民が怪我人の介護や、衣類、食料などの提供など献身的な救援活動により彼らはその後無事帰ることができたのです。

私はこのスペインの話は最近知ったのですが、似たような話にトルコの軍艦エルトゥールル号の海難事故をきっかけに日本とトルコが絆を深めた話は有名ですね。

明治23年にトルコの軍艦エルトゥールル号が和歌山県串本町沖で遭難し、500名以上の犠牲者を出した遭難事件では大島の住民たちがやはり献身的な救助活動をしたそうです。

やはり困ったときはお互い様です。

日本中が「自分はリスクを負いたくない。自分だけが良ければいい」という世相になりつつあるような気がしますが、こんな助け合いの精神を大事にしたいものだと思います。

スペイン船の事故の2年後に当時のスペイン国王フェリペ3世が徳川家康にお礼に贈った洋時計は「家康公の洋時計」として現在では重要文化財のひとつとなっているそうです。

そのスペインと言えば、昨日のマスターズゴルフでスペインのセルヒオ・ガルシアがメジャーツアー74度目の挑戦でついに初優勝を飾りました。

19歳で衝撃的なデビューをしたときには“神の子”と呼ばれたガルシアも37歳。

風貌もすっかり「神の子」ならぬ「神のオッサン」になりましたが、夢をあきらめないで挑戦し続けた姿に私はとても感動しました。

私も年に数回ヘボなゴルフをしますが、ゴルフはメンタルが直接結果に出てしまうスポーツです。

徳川家康は時計を贈ってもらったわけですが、私たちも大きな贈り物を一人のスペイン人からもらいました。

それは、「どんな状況でも自分を信じて冷静になる精神、そして何よりも諦めないで挑戦し続けることの大事さ」です。

では、また。☆彡

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