皆さんこんにちは。

富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。

読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。

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ゲーム依存症の怖さ
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先日、香川県議会が高校生以下の子どものゲーム依存症対策を目的とした条例案を提出しました。

条例では「ゲームは平日1日60分まで」「午後10時以降はゲーム禁止」などの具体的な制限があります。

成立すれば全国初のゲーム依存症対策に特化した条例になるとのことで様々な物議を呼んでいます。

塾でも早速子供らがこの話をしていましたが、条例化されることへ子供なりに不安感を持っている様子だったのが興味深いところです。

ゲーム依存症はWHOでも立派な病気に指定されていますし、日本では52万人の高校生がゲーム依存症になっていると厚労省が発表しています。

行政がこのような分野に介入することに疑問を呈する意見がある一方、子供たちのゲーム依存症が深刻な社会問題の温床になっているという事実はやはり見逃せないところです。

ゲーム依存の子供からは「酒タバコギャンブルも制限しろ」とか「香川県の人は頭が固い」とか反論が強いようですが、皆様はどう感じますか?

依存症と言えば、IR統合型リゾート法案が成立しました。

成立を急いだ背景には外資本に流れる20兆円市場のパチンコ業界を狙った景気戦略があるそうですが、課題は依存症対策と言われます。

「対策が生ぬるい」という指摘が強いようですが、「景気のためなら多少の犠牲者は仕方がない」が国のホンネだと見ています。

私も若い時は朝から晩までパチンコ屋に浸かっていた事もあります。

胴元が存在するギャンブルは長い目で見て決して勝てるものではありませんが「わかっちゃいるけどやめられない」というのが依存症です。

依存症は大きく「物質依存、行為・プロセス依存、人間関係依存」の3つに分けらるそうです。

ゲーム依存症はギャンブル依存症と同じ「行為・プロセスの依存型」に属します。

ある行為をする過程で得られる興奮や刺激を求め、その行為自体に執着・依存するものです。

ネット対戦型ゲームはこれに加えて、特定の人との人間関係に依存する要素も絡むようです。

SNSでスマホを手放せないのは「人間関係依存型」と言えるでしょう。

依存症は自分の意思で、量・頻度・場所・状況などをコントロールできなくなるのが特長です。

薬物依存のように医療や法的に矯正することができず、治療が非常に難しいと言えます。

塾では成績次第でスマホやタブレットを一旦お預かりする約束を子供の同意を得てすることはありますが、本当にやっかいな時代になったものだと感じます。

私は香川県の議員が頭が固いとは思いません。

このような条例を全国に先駆けることで明日の日本を守ることができるとすれば大いに評価したいと思います。

条例には罰則規定がないから意味が無いと思いがちですが一定の効果は必ずあります。

私たちはこのようなニュースに接して「意味のないことをやってバカじゃないか」と思うのではなく、どうしたら子供たちを恐ろしい依存症から守り、日本の将来を明るいものにしたらいいかを考える機会にしたいものです。

では、また。☆彡

◇◇◇茗溪進学会ニュース◇◇◇

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