皆さんこんにちわ。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。
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グローバル人材に必要な能力(1)
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最近ご無沙汰していますが、私は兄のいるマニラや友人のいるバンコクにたまに時間を作って遊びに行きます。
ASEAN諸国の発展ぶりは大変なもので、ビジネス街は東京の丸の内のようなビルが立ち並び、スーツ姿のビジネスマンが颯爽と歩いています。
しかしナンプラーやパクチーの入り混じったアジアン臭が漂う埃っぽい裏路地を歩くと、そこかしこにいい歳の若者がバイクにまたがったり、屋台の店先にたむろして会話を楽しんでいる姿を昼間から見かけます。
失業率が日本よりはるかに低いASEAN諸国で仕事にあぶれることはないはずだし、かと言って有り余るお金を持って遊んでいる風体にも見えません。
日本ではまず見られない不思議な光景ですが、彼らの屈託のない表情を見ていると幸福とはなんだろうといつも思ってしまいます。
日本という国は社会の歯車の一つになって常に回っていないと収入を得ることができないどころか、社会からスポイルされる窮屈なシステムの国です。
そのため、この国では小さい時から“大きくなったらあなたは何になるのか”という職業のフレームワークを求められます。
「プロ野球選手になりたい」「ケーキ屋さんになりたい」などと夢を語れるのは幼稚園児くらいまでで、それ以降は下手なことを言おうものならたしなめられるのがオチです。挙句の果てに小学生が「公務員になりたい」などと夢のないことを言いだす始末です。
日本流の「教育」と呼ばれるものは、常に将来設計をベースとして両親はじめ爺さん婆さんからも期待と愛情を込めてなされる偏差値アップの訓練というわけです。
その結果、「選んだ仕事が自分に合っとらんかった!」とか、「周囲の期待に応えられんかった!」と感じることが心の重荷になってしまいます。
日本人の「不幸」の始まりです。
かくして日本人は幾つになっても“自分探しの旅”とやらを続けなければならない羽目に陥るわけです。
アジアの街角で「明日は明日の風が吹く」とばかり自由に振る舞う若者たちの目に日本人はどう見えるのでしょうかね。
ということで、子供の幸せのためにまず考えるのが進学先ですが、自分が文系か理系のどちらに向いているのかも分からない人に生涯続けなければならない仕事を決めろと迫るのは酷な話です。
子供に“自分探しの旅”をさせないためも少し発想を変えてみる必要があります。
先日のブログで「世界はフラット化ボーダレス化しており、世界で活躍できるグローバル人材を目指そう。」とか「国際関係学部が人気急上昇中」みたいなことを書きました。
私が言うまでもなく、若い世代にとって「グローバル」というのは絶対的キーワードです。
グローバル人材とは文字通り「世界で活躍できる人材」です。
世界と言っても先進国ばかりではありません。新興国や後進国も含まれます。
グローバル人材に必要な能力とは何でしょうか。
その必要な能力が何か分かればあらかじめ準備ができるということです。
世界で活躍できる能力ですから、学部選びとは関係ないということです。
国際学部などというわけのわからないところへ行くより専門性を磨いたほうがチャンスは広がるのではないかと思うくらいです。
次回のブログでその能力を書きますのでこれを読んでいる方は自分なりに考えてみてください。
ただし、「語学力」とか「英会話能力」以外で考えてくださいね。
ちなみに日本人同士でつるんでゴルフに明け暮れている海外勤務のビジネスマンはグローバル人材とは別の人種ですからお間違いのないように。
では、また。☆彡
◇◇◇茗溪進学会ニュース◇◇◇
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