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周囲に迎合しない生き方を
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イギリスのエリザベス女王が亡くなり、連日その模様が伝えられています。

弔問に訪れる人にはマスク姿はほとんど見られず、あれほど新型コロナが猛威を振るったイギリスはすっかりと日常を取り戻しているように見えます。

一方日本はどうでしょうか。

マスクの感染防止効果は意味がないと厚労省でさえ公表しているにも関わらず、まるでマスクを外すと警察に逮捕されてしまうかのような様子です。

アンケートによれば感染防止を疑わずにしている人は3割ほどで、7割は外したいけど周囲の目が気になって外せないということのようです。

マスクの科学的な議論は横に置いて、この国民性の違いはどこから来るのかを考えてみました。

日本では、決められたことをきっちりと教えるのが、「良い先生」であり、教わったことをきっちり実行するのが「良い生徒」です。

教育委員会なのかその上の文科省からか分かりませんが一度そのような指示が出ると、指導を守らないことの責任を問われないように一枚岩になって姿勢を守るのが日本型学校教育です。

良くも悪くもこれが日本型の教育スタイルですから全国がこうなってしまうのは無理からぬことです。

このような教育環境の下では、真実がどうであれ、現実を批判的に捉えて独創的に工夫することなど馬鹿らしくなるため、学校や親が語ることに文句ひとつ言わずに従う「素直ないい子」が育つわけです。

「素直ないい子」は「素直な大人」になり、「決められたルール」に従うのがデフォルトなので、自分の頭で考えて動くことができない周囲に流されて生きていく人間ばかりになるのは無理からぬことなのです。

私が懸念するのは、この全体主義的な教育が社畜という個を殺して組織に奉公するというスタイルや、みんなと同じことをしない人間への憎悪・イジメ・差別を助長するという負の部分が子供たちの将来に及ぼす影響です。

もちろん物事には必ず良い面と悪い面があるわけで、「世界一規律正しい日本人」が間違っているかどうかは個々の判断にお任せするしかありません。

アメリカ人に一番読まれた本というタイトルを見ましたが、1位は言わずと知れた「聖書」で、2位がアメリカの小説家 マーク・トウェインが書いた「ハックルベリー・フィンの冒険」という本だそうです。

「ハックルベリー・フィンの冒険」というのは私も読んだことはありませんが、有名な「トム・ソーヤの冒険」の続編的な本で、南北戦争以前の奴隷の評価に対する鋭い風刺を描いた本だそうです。

無一文でアル中の貧困白人の息子ハックルベリー・フィンが、黒人奴隷が自由を得ようとするのを手助けするために数多くの良心の呵責と葛藤しながら人生という冒険をする姿にアメリカ人は共感するそうです。

私も機会があれば是非読んでみたいと思いますが、著者マーク・トウェインの有名な格言を紹介しましょう。

「多数派は常に間違っている 自分が多数派に回っていると気が付いたら、それは行いを改めるか一息入れて反省するチャンスということだ」

私はこの言葉を「周りの多数派に迎合するような安直な生き方はダメだ」と理解しています。

今、日本の教育に求められることは、人材が流動化し、グローバル化がどんどん進む将来、周りに流されてしまうことなくしっかりとサバイバルできる自分の軸を持った人間を育てる教育ではないでしょうか。

イギリスの映像を見ながら心底そう思う塾長でありました。

では、また。☆彡

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