月別アーカイブ: 2021年4月
マスターズと中教研試験
2021年4月12日 ブログ
皆さんこんにちは。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
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マスターズと中教研試験
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中教研試験が近いせいか、最近「中教研試験」という検索キーワードでのアクセスが増えています。
「日ごろからの勉強が受験の内申点対策に大事です」というのが私の結論です。
過去に色々書いたので、それを参考にして頂くとして、大きなニュースがありました。
アメリカの男子ゴルフメジャー大会「マスターズ・トーナメント」で松山英樹選手がアジア人として初優勝しました。
日本の男子選手が、海外メジャー大会で初優勝がマスターズというのは歴史的快挙でしょう。
私も朝早くからテレビ中継を見ていましたが、久しぶりに感動させてもらいました。
ゴルフに関心がない人はこの優勝にどのくらいの価値があるか分からないかもしれませんが、私はオリンピックの金メダル1個や2個では足りない価値があると思います。
何より日本人が世界の頂点に建ったことが本当に誇らしく、日本人に勇気と希望を与えてくれた功績は大きいと思います。
国民栄誉賞なんていう声もきっと出てくるだろうと見ています。
「うれしい」とか「おめでとう」だけでは所詮他人事で終ってしまいます。
それほど途方もなく高い壁を松山選手はどうして乗り越えることが出来たのかを知ることが大事なポイントです。
単に「努力したから」とか「素質があったから」と終わらせてはいけません。
松山選手は10回目の挑戦で初めて優勝したわけですが、徹底的にコースを知り尽くし、科学的に研究に研究を重ねて戦略を作り上げてきたことが注目すべき点です。
ほとんどのPGAツアーは毎年コースが変わりますが、全英オープンのセントアンドリュースGCとマスターズのオーガスタナショナルGCだけは場所は固定です。
コースのライ、芝目、グリーンのアンジュレーション、風などのコース状態だけでなく、過去のプレーの細かい膨大なデータを科学的に分析して臨んだ結果と言えると思います。
私らのゴルフは「なんかよーわからんけど、とりあえずピンに向かって打てばいいのだ」みたいなゴルフですが、それではいけません。
受験も全く同じです。
しっかりと目標を定め、出題傾向などを徹底的に分析する科学的な戦略が大事です。
松山英樹を支えるコーチ陣「チーム松山」という優秀なブレーンの存在あっての優勝であり、受験生にとっては塾がそのブレーンと言えます。
もう一点の注目ポイントは、松山選手が東北福祉大学出身で4年間総合的にスポーツを学んだということです。
高校生で最年少優勝し、華々しい活躍をしている石川遼と松山英樹は同じ歳で、よく比較されますが、マスターズでの優勝には大学4年間の勉強という部分が一枚プラスになっているような気がします。
グリーンジャケットを着た松山英樹を見て、「中教研試験も付け焼刃ではない“急がば回れ”と科学的学習が一番大事だ」と思う塾長でありました。
では、また。☆彡
◇◇◇茗溪進学会ニュース◇◇◇
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良いコーチとは
2021年4月7日 ブログ
皆さんこんにちは。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
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良いコーチとは
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空手の東京オリンピック女子代表選手がコーチから竹刀でパワハラ被害を訴えている問題がありました。
格闘技である空手、ましてやオリンピック級の選手の指導は真剣勝負でしょう。
私みたいな昭和世代は先生からの体罰など日常茶飯でしたから、このコーチの気持ちや立場は何となく分かる気がしますが、やはり時代が時代です。
社会の考え方はどんどん変化しているのですから指導者も自分の価値観に囚われて、井の中の蛙にならず、自分の立場とやり方を変える必要があったと思います。
塾も生徒らの学習面での「コーチ」ですから心構えは時代に応じて常に磨く必要があります。
ちなみに「コーチ」とは、15世紀のハンガリーで作られていた4輪馬車のことで、コチ(Kocs)が語源です。
アメリカのファッションブランドで「COACH」というのがありますが、馬車の絵がその意味を物語っていると私も初めて知りました。
つまりコーチとは「人を乗せて目的地まで連れて行ってくれる乗り物」のことなのです。
竹刀で叩いて根性を鍛えるのではなく、乗っているだけで目標まで運んでやるのが本来の役割であり理想の姿なのです。
ここをはき違えるから事件になるのです。
一方、コーチされる側にも条件が一つだけあります。
コーチは人を目的地まで連れて行ってくれるということは、コーチされる人も自分のゴールを持っていることが条件になります。
コーチだってどこへ連れて行くのか分からないのでは役割の果たしようがないことになりますからね。
つまり確りとした自分の目標を持たせるのも大事なコーチの役割なのです。
今回だけに限らずスポーツ選手とコーチのゴタゴタは絶えませんが、こんな報道があるたびに「自分が指導者として正しいことが出来ているか」と気になってならない塾長でありました。
では、また。☆彡
◇◇◇茗溪進学会ニュース◇◇◇
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新年度の制度変更から見えること
2021年4月1日 ブログ
皆さんこんにちは。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
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新年度の制度変更から見えること
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今日から新年度の始まりです。
進級進学、就職した人は新しい環境で頑張ってもらいたいものです。
そんな新年度から、私たちの暮らしに関わる制度が一部変わります。
商品やサービスの価格には税込みの「総額表示」が義務化されます。
報道では「今まで税抜き表示が特例で認められていた」とされていますが、消費税が5%になった時に、国は便乗値上げ防止や価格アップによる消費低迷を避けるために「税抜き表示しなさい」と真逆のことを言っていたのです。
国も消費税分が消費者に分からないほうがこの先税率を上げやすいということが分かったのでしょう。
私は授業料は端数は丸めたほうが見栄えがいいのでこの機会に微調整しました。
少子化とコロナ禍で経営環境が厳しい中、この機会に授業料を便乗値上げする塾は多いと聞きますが、茗溪進学会は開校以来12年据え置きで頑張ります。
なお余談ですが、「授業料が高い割に成果が出ない」という理由で転塾してくる生徒は多いのですが、前の塾に共通することは「ホームページでは授業料が分からない」という点です。
電話をしても、教室ではなく本部に繋がり、「授業料はプランで異なりますから詳しくは面談で」という塾は間違いなく避けたほうが無難ですよ。
新年度から制度が変わるのは価格表示の他に、「公的年金の支給額引き下げ」「介護保険料の値上げ」「70歳まで働ける制度導入の努力義務化」「同一労働同一賃金の適用拡大」などがあります。
これらの変更は実質的には大きなものではないのですが、全てが将来へ向けた国の布石であり、ここから社会の将来像を測ることは可能です。
悲観的な推測ですが、年金は支給開始年齢が70歳になって大幅に減額され、消費税は北欧並みの25%くらいまでなると思います。
ただでさえAIとかロボットに仕事を取られて人が要らなくなるのに、70歳まで年金も出ない上に働く場がない世界を想像してみてください。
最近ベーシックインカム制度なんて言葉も耳にしますが、これもそんな悲惨な時代に向けた布石として電波に乗せているのだろと私は見ています。
少なくとも若い世代の人たちにとって決して明るい未来でないからこそ、今こそ心構えを変える転換点にいると思います。
コロナが長引き「自助努力」がキーワードになりました。
自助努力とは、他に依存せず、自分の力で困難を乗り越える努力のことです。
どんな時代になっても自分の強みである専門知識や専門技術、資格を生かして生きてゆくことが出来る人になることが大事なのです。
そのためには今、何をすべきか一人一人が考えることが大事ということです。
新年度早々明るい話題ではありませんが、そんな視点で将来を見ることが大事だと申し上げたい塾長でありました。
では、また。☆彡
◇◇◇茗溪進学会ニュース◇◇◇
■2021春期講習会受講生募集します。
3月24日スタート まだまだ間に合いますよ!
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