皆さんこんにちは。

富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。

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大学入試改革の見方
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明日から消費税が増税される。

駆け込み需要で週末のスーパーは賑わっていた。

酒類は低減税率の対象外ということか、カートに酒を山積みしているお父さんを見かけたが、2%のために無駄な買い物になっていないだろうかと思って見てしまった。

私は増税や消費税そのものに疑問を呈する経済学者の意見の賛成派だが、国が定めたものなので仕方ないし、せめて賢い消費者でありたい。

それにしても低減税率だのポイント還元だの色んな制度があって理解するのも一苦労だ。

ポイント還元は業者同士の架空取引でポイントだけせしめることが出来るような制度設計の欠陥も指摘されている。

官僚は「新制度の創設」が自分の実績なので世の中複雑になる一方である。

複雑な制度と言えば「大学入試改革」だ。

いみじくも、今日9月30日が大学側が英語民間試験を利用するかしないかの返答期限となっているそうだ。

「利用しない」と返事した大学には、文科省がシステムを利用させないということで決断を迫っている形だ。

わけの分からない制度を作っておきながら、不利益を被ることをちらつかせて決断を迫る文科省のやり方は実に姑息だ。

既に東京大学はじめいくつもの大学が利用しないと発表しているし、全国大学高専教職員組合が2021年度大学入学共通テストにおける英語民間試験利用の延期と再検討を求めている。

いずれも制度設計が不十分なのが理由だ。

今日の発表結果予想だが、利用しないという大学が多数派だと思うが、文科省や利権と繋がっている大学の中には利用すると発表する大学はあるだろう。

英語は「読む・聞く・話す・書く」の4技能が大切だからというのが制度導入の理由である。

確かに国際社会で活躍できる人材には英語の技能は不可欠だ。

百歩譲ってこの制度が必要だとしても大いなる疑問が残る。

必要な物を追加するのは良いが不要なものは削減する考えはないのだろうか。

例えば数学のサイン、コサイン、タンジェントなど普通の人が実社会で使うことはまずない。

高校生が大学入試のために毎日毎日勉強している内容の95%は社会に出ても使わない知識だ。

官僚は新しい制度を作ることが実績で、偉大な大先輩が作った実績に触れることはタブーである。

かくして制度は積み重なって複雑になる一方だが、受験生はどうしたらよいのだろうか。

いずれ制度は改善され、民間試験活用の方向に行くのは間違いないとして、日ごろ中学生からしっかりと英検を受験しておけば何も恐れることはない。

茗溪進学会は英検、数検、漢検などの検定準会場として、毎回事前準備も含めて、塾生にはきっちりと対応している。

実を言うと、私は開業当初はこの種の検定の取り組みには積極的ではなかった。

検定は事前準備や事後処理の事務、検定の実施など非常に仕事が多い。

その苦労の割に手元に残る手数料はごく僅かで、完全な赤字事業なのが実態だ。

本来、怠慢な性格である上に、足元の数字に追われていた当時は、「そんな慈善事業みたいなことやってられるか」という気持ちが正直あった。

しかし三橋教室長は私と考え方が180度違う。

真面目に生徒ら、父兄らに検定の大事さを啓蒙し、コツコツ毎回実施している。

その成果か英検協会からはこれで3回連続の奨励賞を頂いた。

大学入試改革のドタバタを見るにつけ、コツコツやってきたことが間違いなかったということが私は理解できたような気がする。

ここに至って、三橋教室長の考えが正しく、私の考えが誤りだったと素直に認めざるを得ない。

文科省の方針がどうなるか、受験生は何をどう準備したら良いかという点は塾としても多くの情報があるわけではないが、今後の動向を注視したい。

いずれにせよ、きちんと受検指導をする信頼できる塾選びが大事だと言うのが大学入試改革の正しい見方ということだ。

消費増税と大学受験改革の制度設計のニュースに触れそう思う塾長であった。

では、また。☆彡

◇◇◇茗溪進学会ニュース◇◇◇

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